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恋のたまご、割るのはダレ?
第3章 初チュー?なのに!
げほっぐほっ
ぐええっ
十五の夜、十五の自分が粉に噎せ、紙を飲み込む苦痛に呻いている。
ゆうみは、あの夜の阿鼻叫喚の記憶をまだ生々しく覚えている。
だがあの時の自分は
"この苦しさは、王子様を手に入れる為の必要な試練"
と思って耐えていた。
そんな手間と苦労をするなら、他にやるべき事があるだろう!
とまともな人間なら言うだろう……
と、今ならわかるし、ゆうみ自身もそう思う。
あんばんだんてぃーら
あんばんだんてぃーら
願いたまへ
叶えたまへ
げつんばんな
げつんばんな
えくえくえく
えくえくえく
シャ―――――――っ
シャ―――――――っ
ゆうみが咳き込む側で、誰かがその背中を擦りながら呪文を唱えている……
(――あれっ?)
ゆうみは、いつもの夢が、今夜はパターンが違う事に気付く。
自分は一人で真夜中の校舎の屋上で
『玉子召喚』の儀式をしていたのでは無く……
誰かと一緒だったっけ?

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