この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
ゆうみは恍惚の笑みを浮かべると、玉子の唇に人差し指をあて、ゆっくり、一音ずつ発声した。
「こ、い、す、る、こ、と」
玉子が思わず拘束の力を緩めた瞬間、ゆうみはしなやかな猫のような動きですり抜けて、貴也が埋もれている紙の山の横に立った。
「ーー恋、だって?そう言ったんだな?」
「そうだよ。この小娘が恋をして、その男と結ばれる時ーー呪いは解ける」
「だったら……ゆうみが僕に恋して結ばれればいいんだな?」
「ははは……ネンネの小娘一人未だに落とせないお前がなにを言うか」
「ーー!」
カッとなった玉子の涼しげなミッドナイトブルーの瞳が真っ赤に染まった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


