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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
「ごめんね貴ぴー、今は非常事態なんだよ……加減する余裕がなかった。あとで手当てしてあげるからそこで大人しくーー」
玉子はゆうみの指に触れながら、一瞬貴也を振り返るが、貴也は気絶してしまっている。
「あ~人間にはちょっとキツかったかなあ……まあ、死にはしないから大丈夫」
貴也には気の毒だが、これで集中できる。玉子が瞼を閉じると、指先から神々しい光が滲み出てくる。
どこからこの会社に入り込んだのかは不明だが、トカゲをゆうみの中から取り出すのは危険だーーと玉子の勘が告げていた。だが、このままにしていたら、ゆうみの精神が喰われてしまう。玉子の聖なる(性なる、ではない)魔法で精製した、魔除けの指環をゆうみに付けようとしているのだ。

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