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恋のたまご、割るのはダレ?
第9章 貴也参上――!ってばよ!
「良かったくせに……」
「黙れ……お前みたいな変態にゆうみを渡すかっ」
赤い舌先で薔薇色の唇をペロリと舐めて見詰める玉子にズバリ言い当てられた貴也は動揺を隠そうと得意のニヒルな笑みを作って言い返した――つもりだったが、視線は落ち着かなくキョロキョロさ迷い、頬がひきつって声も震えて裏返っている。
「僕は性技が抜群に上手いよ……」
「せっ……!?」
「ゆうみの初めての相手には……この僕が相応しいと思わないかい?僕なら、優しくゆうみを目眩く世界に導いてあげられる……」
「おっお前が勝手に決めるな!ゆうみのバージンはなあ――俺が!俺がとっくに売約済みなんだよ!……げほ……っ」
真っ赤になって咳き込む貴也に、玉子は畳み掛ける。
「勝手に決めてるのは貴ぴーもそうだろ?」
「勝手でもなんでも……こいつをずーっと見て来たのは俺なんだからな――っ」
「でもさあ、ゆうみは貴ぴーを男としてイマイチ意識してないよね?」
「ぐっ」
貴也のハートに矢がグサリと刺さる。
「貴ぴーもまあ格好いいけどさあ、色気がもう少し足りないんじゃない?」
「なななな」
「でも、僕に責められて悶える姿はなかなか良かったんじゃないかな?」
「ちっとも良くね――よっ」
「ゆうみってBL好きなんでしょ?さっきの場面を見せてあげたら喜ぶんじゃない?」
「無茶苦茶いうな――っぼげ――!」
「貴ぴーもわかったでしょう?僕のテクニック」
「わ……わわわわわかんねーよ!」
「おや?強情だなあ……なんなら最後までいっちゃってみる?」
「……っ!!」

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