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恋のたまご、割るのはダレ?
第7章 いやいや、ゆうみは僕のだから。~by玉子~
ゆうみは、完全に暗記した例の呪文を冒頭部分から唱えようと口を開くが、頭の中に薄い靄(もや)がかかったかのように意識が混濁し始める。
何だか身体がフワフワと軽い。
二人は今宙に浮いたベッドの上に居るわけだが、その浮遊感とはまた違う。
酒に酔ったような感覚だった。
玉子の髪を掴んでいた指先から力が抜けていく。
瞼は重りがついているかのようで、薄目を開くのも困難だった。
(……なんで……今こそ……あの呪文を……
そうしないと……玉子に……
百回……妊娠させられ……)
ゆうみの身体は完全に力を失い、ガクンと崩れベッドからずり落ちそうになるが、玉子が腕を伸ばしてその身体を胸に抱いた。
彼女の頬にキスをして、玉子は優雅に笑い美しい声で言う。
「悪いけど、暫くゆうみは動けないよ……
薔薇の媚薬が効いているからね」
「ふえ……?」
意識が朦朧としながら、ゆうみは今頭の中に残る僅かな思考能力をフル稼働してみたが、なんのことだか分からない。
「ふふ……よく効いてきたね……
さっきブーケの花びらを食べただろ?」
「むむ……っ」

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