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恋のたまご、割るのはダレ?
第7章 いやいや、ゆうみは僕のだから。~by玉子~



「ぶへっ」


中へ入るなり、ゆうみの口の中にワサワサした物が入ってきた。


「やあ、ゆうみ」


「――!――!」


この部屋のドアを見たときに嫌な予感はしていたが、やはり当たってしまった。

目の前に、赤、ピンク、黄色に白の薔薇のブーケを持った玉子が美しいミッドナイトブルーの瞳を細め佇んでいた。

花はともかく、何故に口の中へ突っ込んで来るのか意味が分からない。



「ミニ薔薇の花束だよ。

可愛いだろ?ゆうみに似合うよ」


「ふんぐ――っむぐ――」


「ふふ……これをどけろって?」


「むん!むん!ひまふふほへほほんははい!」


玉子は、花びらのような唇の端を上げ、笑った。



(うっ……可愛い……)



悔しいが、やはり美形は美形だ。

ゆうみの胸の奥がキュンと音を立てた。
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