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恋のたまご、割るのはダレ?
第6章 お前は俺の物だろ!by貴也
煙は瞬く間に辺りを濃い白にして、ゆうみの視界の自由を奪った。
目の前に居る筈の貴也の姿も見えず、ゲホゲホと咳き込み手探りで移動しようとするが、何人もの太い男の叫びに貴也の絶叫が混じり、ゆうみは震え上がった。
「な……何?……ゲホ……一体何事よ――!」
そう叫んだ時、突然身体が宙に浮き、趣味の悪い整髪料の匂いが強烈に漂った。
「人質、確保――!!」
「ひいいっ」
自分の頭上で地の底から這い上がってきたゾンビを思わせる不気味な叫びが聞こえ、ゆうみは本気でびびった。
同時に少し遠くの方で他の男の声がする。
「犯人も、確保――!!!」

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