この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋のたまご、割るのはダレ?
第6章 お前は俺の物だろ!by貴也
――しかし。
当然な事だが、戦隊ヒーローもどきのZECOM警備隊は現れない。
そもそもブザーが鳴らなかったのだ。
ゆうみが決死の思いで叩き付けたブザーは、カチッと空しい音を立てただけだった。
「な、なにい――!?
なんで?なんで――!」
完璧に思えた脱出計画が失敗に終わり、ゆうみはパニクって絶叫する。
いまやゾウさん柄トランス一丁になった貴也が、尻を押さえながらジリジリとゆうみに近寄り、後ずさるももう逃げ場は無かった。
背中が部屋の最奥の壁に当たり、ヒヤリとした感触が走る。
貴也がゆうみの顔の側の壁に両手を突いて――所謂、女子が大好きと言われる壁ドンだが、あくまでもそれは二次元ファンタジーの中でイケメンにされるから素敵なのであって、リアルに好きでもない奴からされたって、何もトキメキもないし、寧ろ恐ろしいくらいなのだが――
貴也は、ゆうみがもう逃げられないとタカを括り、勝ち誇った様にどや顔で言った。
「ゆうみ……俺のマグナムを味わえる事を光栄に思えっ!!
諦めて俺の子を産め――!」
「なんであんたの子を出産しなきゃならんのよ――!」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


