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恋のたまご、割るのはダレ?
第6章 お前は俺の物だろ!by貴也


貴也の顔は蒼白になり、唇をプルプル震わせている。

ゆうみはとにかく恐ろしくて、奴から目を逸らそうと顔を背けるが、貴也の掌がゆうみの頬をガッと掴み正面を向かせた。

もう、目を逸らす処か、バッチリ目と目で見詰め合う形になる。


「ぐぬぬぬ……っ……大体お前を危機から救った貴也様にこんな暴力を……」


「ご……ごめんっ……それは本当にごめん……」



ゆうみは、彼の頭にたん瘤が出来ているのを見て、平謝りする。

が、貴也は不満そうに鼻を鳴らした。


「むむむ……

本当に悪いと思ってんのかよ」


「うんうん!!」


「命の恩人の貴也様に感謝しているかっ!!えっ!?」


ゆうみが貴也に頬を掴まれたまま、必死に頷いていると、茂野が彼の背後に来ておMEMEが尻に刺さっている状態を暫く見ていたが、手をポン!と鳴らし


「これは僕一人じゃ無理かも知れない……

今、応援を呼んでくるよ。

萩原君、待っててね?」


と、何時もにも増して早口で呟いて走って行ってしまった。


「か、かっちょー!!

行かないで下さ……

二人きりにしないで――!!」



貴也の荒い息と、目付きに本能的に危険を察知したゆうみは叫ぶが、茂野の走り去る足音が遠くなっていく。


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