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恋のたまご、割るのはダレ?
第6章 お前は俺の物だろ!by貴也
「ゆうみ~お願いがあるの~ドウルドウル」
シュレッダーの前に立つゆうみの脇腹を昌美が軽くつつく。
「はい?」
「お客様から急ぎの伝言があるから、玉子君を探してこのメモを渡して欲しいの☆」
「嫌です」
即答するゆうみに、昌美はお願いのポーズをしながら頼む。
「まあまあまあ……
ほら、こういう伝達がうまくいかないと後々言われちゃうじゃない?
叱られるのは茂野課長だし~?
ただでさえ商品開発課はここ数年ヒット作を産み出せてないし風当たりがきついでしょ?
だから~こういう普段の些細なことからコツコツやって、頑張ってます☆てのをアピールしておかないと!!ね?
うちの課の為に!!伝書鳩になって!!ゆうみ様~」
ゆうみは、口調とは裏腹に面白そうににやついている昌美の顔を見て、それから茂野の方を見る。
茂野は、「頼むよ、ゆうみ君」
と拝んでいた。
「……仕方ないなあ……」
ゆうみは溜め息を吐いてメモを手に、開発課をあとにして、玉子を探しに行く。

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