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恋のたまご、割るのはダレ?
第5章 君は、僕の物だろ?by玉子~
ゆうみは、取り憑かれた様にその呪文を繰り返す。
一度口に出した瞬間から、止まらないのだ。
淀みなくスラスラと紡ぎ出されるその呪文を、長い間忘れていたのが嘘の様だった。
気が付けば、玉子はゆうみから離れ頭と股間を押さえのたうち回っていた。
「……なんばんだんてぃーら
あんばんだんてぃーら
お前が玉子なら私は女王……
玉子よりも女王様が偉いのだ……
玉子よりも女王様……
私は女王……私は女王……女王さまの言うことをお聞き……
玉子は女王様の……ゆうみ様の言うことを聞くのだ……」
「う……ぐうううっ」
玉子は、股間を両手で押さえたままベッドから転げ落ち、床に寝ていた貴也に被さる形になった。
貴也は、まだスヤスヤ眠っている。
貴也の股間に頭突きした時の奴の悶絶ぶりよりも更に上を行くパフォーマンスで玉子は悶え苦しんでいた。
眠る貴也の頭を八つ当たりの如くバシバシ殴りながら、時折身体を大きく震わせ呻くのだ。
はっきり言えば、優雅さの欠片もない。
「ぐあ……
うがっ……
ゆ……ゆうみ……っ
そ……の呪文を……
ぐはあっ……」

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