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恋のたまご、割るのはダレ?
第5章 君は、僕の物だろ?by玉子~
あんばんだんてぃーら
なんばんだんてぃーら
――あの夜、唱えた呪文には続きがあったのだ。
玉子を召喚するまでの呪文までは唱えたが、その先の呪文はまだ口にした事がない。
確か、ゆうみの暗い青春の象徴の
『マイブラックボックス』
に、書き記してある筈だ。
そのブラックボックスは、高校を卒業するとき、思い出の中学校の裏山に埋めた。
(確か……こんな呪文だった筈……えっと……)
「……ゆうみ……
抵抗したら、ダメじゃない……
君は、僕の女の子なんだから……」
玉子は、ゆうみが脚をぴっちり閉じているので脱がせる事が出来ずにいるのだ。
ゆうみは、ハッと我にかえり首を振る。
「ね、ねえ……
今日はまだ……っ……
早くない……?」
「早くない」
玉子は可愛らしく笑うが、ゆうみを押さえ付ける力は可愛くない。
両手首をひとつに纏められ、その痛みにゆうみは呻いた。
「い……痛い」
「ゆうみが悪いんだよ……
言うことを、聞かないからさ……」
「た……玉子っ」
ゆうみは唖然とする。
――何よコイツ……
顔やスタイルは確かに私の理想だけど……
いきなり現れて、好き勝手して……
これじゃあ、只のヤリチン野郎と変わらないじゃないのさ!
先程までは甘い恋物語の中に居たつもりだったが、現実的に事態を考えてみて、ゆうみは腹が立ってきた。

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