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eyes to me~ 私を見て
第52章 サプライズパーティー

「ほら、どんなのが欲しいんだ?」
綾波に頭を掴まれて上を向かせられる。
ショーケースの中には黒いビロードの布の上で様々な形にカッティングされた輝きを放つ指輪が並べられていた。その美しさに美名は目を奪われる。
店員がA4サイズ程のケースを持ってきた。
「リングの型も色々ありますが……スタンダードなタイプも人気ですけど二連タイプも素敵ですよ」
「わあ……」
ケースの中には一粒ダイヤの物から、花を思わせる様なエレガントなダイヤとルビーの二粒石のタイプ、二つのリングが寄り添う形の二連タイプなどあり、思わず憧れと感嘆の溜め息を漏らす。

