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第52章 サプライズパーティー

｢え！まさかこれを体に巻き付けて皆で踊るとか｣
｢あら、真理君、やりたい？下手したら感電するけど良い？｣
｢じ、冗談っすよ――！ ｣
｢ふふふ。ちょっとお部屋中がコードだらけになっちゃうけど……
　二人が入ってきた瞬間にパーッと点けるのよ。
　でも、皆足元に注意してね？転ばないように！特に堺ちゃんっ！？｣
｢はい～｣

　堺は眉間に絆創膏を貼ってもらいながら手を上げた。

｢うふふっ。これで良し！
　さあ、二人が帰って来るまでに仕込んじゃいましょ――！｣
｢お――っ！｣

　志村が右手を突き出すと、皆も一斉に手を上げた。