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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬
「起こしてくれるんですか?」

「いや…寝かさない。
見てる余裕もないかもだけど…」

あ…あの…

ガラスに反射して映るハルトの笑みは、ぎらぎらしてる感じだった。

あ…

何でもしますって言ったんだ。

アタシは起きていられるか不安になった。

ポーン…

エレベーターを降りると箱を取り上げられカードキーを渡される。

「ルリが落としたら困るから、代わりにドア開けてね。」

重い荷物でもないし、落としはしないと思ったけど、言う通りに鍵を開ける。



「あっ…綺麗…ハルト…早く」

「どうした?」

「ツリーが…」

大きなツリーのライトが灯されて暗い部屋に柔らかな光が広がっている。

「ハルト、とても綺麗…」

「ああ、綺麗だ。
クリスマスは綺麗で楽しい。」

ハルトに抱きすくめられたまま、アタシ達はツリーを眺めていた。

ハルトの手がコートを脱がせていく。
アタシはされるがままにハルトに身を預けた。


ピンポーン

「ルームサービスです。」

ハルトがコートをかけ部屋の明かりをつけてドアを開ける。

ボーイがワゴンを押して入ってくる。

「どちらにご用意しましょうか。」

「ツリーと夜景が見えるところによろしく。」
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