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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬
「秒針の0の目印かなんかじゃない?」

「あっ…そうかもしれません。」

イルミネーションの切れ間に、ボックスの支柱部分が一つずつ緑に点灯して1分を知らせる時があるのを見ていた。

もしかしたら、てっぺんにきた時初めに点灯するボックスなのかも知れない。

「後から知るジンクスってのも効果あるんかな?」

ハルトが笑ってアタシの手を引く。

「それより亀効果?キス効果?ルリの気が変わらないうちに部屋に戻るよ。」

そう言ってズンズン歩き始めた。


「ハルト…逃げませんから、もう少しゆっくり歩いて…」

「待てない。」

「へ?」

「嘘、閉園時間になっちゃうから…」

アタシ達は笑いながらホテルに戻った。


フロントに行くとハルトが何か話して、その後受付から小さな箱を受け取っていた。

「ハルトそれ何ですか?」

「まだ秘密…」

エレベーターに乗るとまた後ろから抱き締められる。

「ルリ箱を持ってて…」

箱を両手で持ち無防備なのをいいことにハルトがあちこち触れてくる。

「ハルト…観覧車のライトアップいつ消えるんでしょうね?」

「消えるまで見てる?」

「はい…寝ちゃうでしょうか…」

「寝かさなければいいんでしょ?」
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