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sunset~君の光になりたい
第82章 sunset~君の光になりたい
「きいいいーー!あの金髪女ったらし悪魔に鉄拳制裁しなきゃ、気が済まないわあああーーー!」
「この暴力娘ーー!そんなんじゃ、武彦さんに愛想をつかされる日も近いわよーー!」
「余計なお世話よーー!きーーっ!」
里沙の金切り声とペコの絶叫が聞こえてくる。
千穂は丸みのある柔らかい声で
「じゃあ、今夜はゆっくり休みなさいね?ヒロさんによろしくね」
と言い、千波が何かを言う前に電話を切った。
「あっ」
千波は、手元のプリクラを見て、疑問を抱えたままだった。
このプリクラが意味する事を、今からまた電話して訊ねるのも憚られた。
人懐っこい銀川のおどけた表情と、母の儚げな微笑が並んでいる小さな四角形をしばしながめていたら、いつの間にか、ご飯の炊ける薫りが立ち込めている。
千波は慌てて鍋の火を小さくし、溶いた卵を加えた。

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