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sunset~君の光になりたい
第80章 REUNION
「いや……何でもない……いや……何でもある、かな」
ヒロは、床に転がったまま千波を片腕で抱き締め、もう片方の掌で彼女の髪に触れ、指に巻き付けて弄ぶ。
柔らかいそれはヒロの長い指に一瞬巻かさって、するりとほどける。ヒロはなんだかそれが楽しくて何度か繰り返す。
一方千波は頬を膨らませたまま真っ赤に染めていたが、大きく見開かれた瞳が潤み、水嵩が溢れそうになっていた。
ヒロはそんな彼女に微笑むと、頭をポンと軽く叩く。
「……お帰り……千波」
「――っ」
千波は涙を溢れさせ、唇を歪めてヒロの頬に手を触れた。
ヒロは、彼女からの口付けが来るのかと予期し、触れられた頬を緩めて瞼を閉じるが――
次の瞬間ヒロは頬を打たれていた。

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