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sunset~君の光になりたい
第80章 REUNION
焼けるように熱い何かが喉元までせり上がり、早鐘を打つ胸は目に見えて上下しているのではないか、と思えるほどに烈しく動く。
あの夜、この腕の中からすり抜けていった小さくて壊れそうに華奢で、大切で大切で堪らなかった、自分にとって只ひとりのひとが目の前に居る――
不意に目の奥が痛くなって瞼を閉じるが、首筋に小さな呼吸が掛かるとそのそばゆさに身体を震わせ、笑いを溢してしまった。
「ヒ……ロさん……何で笑うの」
愛しい恋人が、頬を少し膨らませて拗ねたように言う。
ヒロはその小さな身体を抱いたまま、思った。
――前にもこんな事があった……
マウンテンレコードのインストアで、ドアを開けた瞬間、千波が向こうでドアノブを持っていて、千波が俺の上に倒れてきて……
そして、名古屋でのライヴに千波が来たときもこんな風に――

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