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sunset~君の光になりたい
第80章 REUNION
「僕には里沙さんだけなんです……っ」
「ちょ……ちょっとっ」
武彦は里沙の腕を掴み上半身を起こして額と額をくっ付けて至近距離で今にも泣きそうな潤む瞳で見詰めた。
「ヒロと千波さんの記念すべき再会は……二人だけにしてあげるべきですっ……だから……里沙さんは僕にバシイッとお願いします!」
「ななな……なんなのよそれは!バシイとかっ」
里沙は周囲を気にして落ち着かなく視線をさ迷わせる。
白昼のマウンテンレコードには勿論客だって居る。ただでさえ背が高くて人目を引く――曲がりなりにもミュージシャンの彼は、ヒロと同様に一般人とは違うオーラを醸し出している――そんな彼が捨てられた子犬か幼児の様に肩を震わせて泣きそうな顔で、明らかに年下の女の子に「バシイっとやってください」などと懇願している光景はどこからどう見ても異様だ。

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