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sunset~君の光になりたい
第80章 REUNION
駅を降り立ち、独特の人の流れと喧騒の中に放り出された千波は、深呼吸をする。
――ぼさっとしていたら、急ぐ人波に流されてしまう。
以前は、街中を独りで歩くのが堪らなく不安だった。
擦れ違う人達が、自分を嗤っているように見えたから――
自分の過去が、他人の目にも透けて見えていて、まるで汚れ物を見る様に見られている、という錯覚から抜け出せなかった。
――でも……今は大丈夫……
待っていてくれる人がいるから――
千波はバッグからスマホを出し――久しぶりに扱うのだ――
おっかなびっくりな手付きで電話をしようと画面に触れたとき、大音量でthunderの曲が鳴り出して、心臓が止まるかと思う。
「――もしもし」
「ああっ千波!!
大丈夫?無事に着いたの?」
何が大丈夫なのかよくわからないが、千波は懐かしさに頬を綻ばせながら答えた。
「うん。大丈夫だよ、里沙」

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