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sunset~君の光になりたい
第79章 夢の国で
「私……昔の記憶が戻ってから……時々、最近の出来事を忘れることがあるの……」
千波は、目に涙を浮かべてヒロの頬や首筋に触れる。
ヒロは、松ノ内の言葉を思い出していた。
『過去のショックな記憶を忘れてしまった人は……またその記憶を思い出す事によって、ごく最近の出来事を忘れてしまう事があります』
あの言葉が、現実に起きようとしているのか……
しかし、ヒロはどうしてもその事実を受け入れられない。
「千波……嘘やろ?だって、こうして今、俺の事……わかってるやろ?初めて会った時の事とか、覚えてるやろ?」
半分泣き声で訴える。
「うん……覚えてる。今はね」
「千波……!」
「私はね……段々とヒロさんの事を忘れて行くのを、ヒロさんに見せたくないの……」
ヒロはやっきになり首を振る。
「そんなん……俺は平気や!千波が忘れたら、俺がすぐに思い出させて――」
ヒロの唇に、千波の指がそっと触れると、ヒロは口をつぐみ、千波の目を見て涙を溢れさせる。
「平気じゃ、ないでしょ?……それに、ヒロさんにはヒロさんにしか出来ない事がある……それを、全うして欲しいの……」
微笑みながら笑う柔らかい頬に、優しい涙が伝う。
「千波……っ」
「私も……私の闘いを……闘うから……」
言葉もなく、二人は只抱き合った。
千波は、目に涙を浮かべてヒロの頬や首筋に触れる。
ヒロは、松ノ内の言葉を思い出していた。
『過去のショックな記憶を忘れてしまった人は……またその記憶を思い出す事によって、ごく最近の出来事を忘れてしまう事があります』
あの言葉が、現実に起きようとしているのか……
しかし、ヒロはどうしてもその事実を受け入れられない。
「千波……嘘やろ?だって、こうして今、俺の事……わかってるやろ?初めて会った時の事とか、覚えてるやろ?」
半分泣き声で訴える。
「うん……覚えてる。今はね」
「千波……!」
「私はね……段々とヒロさんの事を忘れて行くのを、ヒロさんに見せたくないの……」
ヒロはやっきになり首を振る。
「そんなん……俺は平気や!千波が忘れたら、俺がすぐに思い出させて――」
ヒロの唇に、千波の指がそっと触れると、ヒロは口をつぐみ、千波の目を見て涙を溢れさせる。
「平気じゃ、ないでしょ?……それに、ヒロさんにはヒロさんにしか出来ない事がある……それを、全うして欲しいの……」
微笑みながら笑う柔らかい頬に、優しい涙が伝う。
「千波……っ」
「私も……私の闘いを……闘うから……」
言葉もなく、二人は只抱き合った。

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