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sunset~君の光になりたい
第78章 それぞれの決意
「武彦っ!お返事は?」


噛みつく様な里沙の問いに、武彦は情けない声を出す。



「は、はい……」



「何よその気の抜けた返事は!」



「おい、これ!武彦からお前にじゃないのか」




ヒロは、武彦に託された花束を里沙に渡した。




「武彦……これ、なんのつもり?」



「……中を見て下さい」



「?」



武彦に抱き着いたままの里沙が、花束の中に指を入れて探ると、小さく叫び目を見開いた。



小さな石のついた指輪が薔薇にくくりつけてあるのだ。



里沙が薔薇を手に取って見せると、千波は手を叩いて、ヒロは口笛を吹いた。



「凄いっ!素敵――!」

「武彦もやるやんか!」



その指輪の高貴な輝きに、里沙は口元を綻ばせた。


「ちょっと!何よこれ!」


「指輪です」


「そんなんわかるわ!だから、私が言いたいのは!」


「里沙さん、僕だけの物になって下さい」



武彦は里沙をそっと降ろし、真っ直ぐ見つめた。
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