この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
sunset~君の光になりたい
第77章 運命のインストア③
千波を後ろに庇い、銀川は幸人からじりじり後ずさる。
「ねえ、馬鹿な事は止めようよ砂ちゃん!」
「馬鹿な事だと、どうして言えるんです……?」
幸人は能面の様な表情で口だけを動かして言葉を発した。
その異様さに二人は震え上がる。
「ば、馬鹿に決まってるだろ―!好きな子をわざわざ怖がらたり、自分を大事にしないなんて俺にはわかんねーよ!たあ――っ」
銀川は半分やけっぱちで叫ぶと幸人にタックルした。
180センチ超えの銀川に取り押さえられて、幸人は身動きが思うように出来ず舌打ちしたが、僅かに自由になる右手を動かしてポケットを探りカッターナイフを取り出した。
「銀川さん、危ない――っ」
イベントの演奏が丁度途切れた瞬間、千波の叫びが響き渡り、客達とOVERメンバーは店の片隅で繰り広げられている事をようやく目の当たりにした。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


