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sunset~君の光になりたい
第68章 二度目の逢瀬①
「静かにせんと、店員の兄ちゃんに見つかるで?」


「むぐぐ……」



タケヒコ様は、やはりタケヒコ様だ。


その辺に居そうだけど、こんなに色気がある素敵な男は居ないし。

逞しい腕が今自分を抱き締めて居る事を実感すると、途端に身体が熱くなり心臓が鳴り出す。



「あ、の……!」


やっと口から手を離して貰い、深呼吸しながらタケヒコを見詰めると、大きな掌は里沙の頬をなで始めた。



「ひいっ」



思わずビクリとする。



「そんなに怖がらんでもええやん?」



笑うと白い歯が覗き、ドキリとした。




「と、到着の予定より大分お早いようですが――」



「早い分にはええやろ?て、俺だけやけどさ」




――この人は、自分の事を覚えているのだろうか。

あの夜の出来事を覚えているの?


私が誰だか分かっているの?




タケヒコは、ふっと笑う。




「顔に全部出るんやね。あの時もそうやったな」




「え――」




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