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sunset~君の光になりたい
第66章 千波の記憶⑥
ユキトの胸が目の前にあり、大きく息をして揺れるとギュッと抱き締めてきた。


自分の脚が視界に入ったが、赤く汚れている。



(私、どうなったの……
何故、血が出てるの……?)




ユキトからの責めから解放されて安堵したのは一瞬で、代りに例えようのない恐怖に襲われる。



脚の間にツキーンという痛みが走り、千波はユキトの背中に爪を立てた。




「ほら……大丈夫だっただろ……痛くても……死ななかったよ……」




息を乱しながらユキトは言った。





――大丈夫であるわけがない。

痛くて死んでしまうと思ったけれど、やはり私の中の何かが死んだ。


何故私は生きているの?


あのまま、死んでしまった方が良かったのに――





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