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sunset~君の光になりたい
第66章 千波の記憶⑥
身体中が心臓になったみたいにドクドク脈を打っている。



外からユキトの声が聞こえる。


「隠れてもわかるよ……出ておいで」



『何かあったら大声で叫びなさい』
て学校の先生は言うけど、本当に怖い時には声なんか出ない。



『近くの家に逃げなさい』


これも言われるけど、公園の出口は一つしかない。



一番近い家に走ってどのくらいかかるだろうか。

きっとその前にユキトに追い付かれる。



千波はランドセルからノートを出して頁をちぎった。

震える指で鉛筆を持ち何回も芯を折り失敗する。

ようやく書いて、近くの植え込みの中に隠してあるピンクの缶の中へ手紙を入れた。



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