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sunset~君の光になりたい
第66章 千波の記憶⑥



――――――

千波は、先生に頼まれた仕事が終わると真っ直ぐに公園へ向かった。


ユキトが居るかも知れないから。




(ユキトは友達が増えればもっと笑ってくれるかも知れない。
今度里沙も連れて行こう)



公園へ足を踏み入れると、ユキトが笑顔でベンチに座っていた。

脇には大きな荷物が置いてある。



「何処か出掛けるの?」



「千波も一緒に行くんだよ」


当たり前の様に言うユキトに千波は戸惑う。



「え……?何故?」



ユキトの目の色が変わった。



「何故?……千波は僕を好きなんだろう?お嫁さんになるんだろう?」



千波は後ずさる。



「ユキト……どうしたの?」



ユキトはじりじり近付いてきた。




「優しくするよ……千波……千波の欲しい物、何でもあげるから……だから僕とずっと一緒に……」



「……待ってユキト、私まだ八歳だよ?大人にならないと無理だよ」



「待てないよ……」




ユキトは笑っていたが、目はまたギラギラしていた。

千波は逃げようとするが公園の出口をユキトが塞いでいる。



千波は走ってトンネルの滑り台の陰へ逃げ込んだ。


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