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sunset~君の光になりたい
第65章 千波の記憶⑤
りゅうは千波の手を握って赤い顔で真剣に見詰めている。


ふとその顔にユキトが重なった。



――そうだ、私は
『ユキトのお嫁さんになる練習』
をしてしまったんだ。


キスされて、身体を見られて、色んな所を触られた。



りゅう君のお嫁さんにはなれないよ……――





千波は小さな声で言った。



「ごめんね……りゅう君と、結婚出来ない……」




「何でだよ?」



りゅうの手が強く腕を握ってきた。



「ごめんね」



「ち―!何で」



「ごめんなさい……」




教室の扉がガラッと開いて里沙が怒鳴った。




「こら――!何千波を泣かせてるのよ!」



里沙がりゅうをひっぺがす。



「千波を苛めたら許さないからね!」



「里沙、りゅう君は悪くないよ……何でもないの」



「だって!」



「本当に何でもないの」



里沙は不満げに見ていたが、その時先生が廊下を通りかかり、里沙に怒った。



「佐藤――!さっさと終わらせて居残りテストをやりに職員室に来なさい!」



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