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sunset~君の光になりたい
第57章 嵐の前②
「なによ失礼ね!いかにも私が凶暴みたいに――!」
グーで武彦の顔を思いきりパンチすると、声にならない悲鳴を上げてひっくり返ってしまい、里沙は自分の拳を見てハッと我にかえる。
「武彦――!ごめん!つい……生きてる?」
裸でひっくり返って目を回す武彦の大きな身体を何とか起こし、ずるずる引きずりソファに寝かした。
ーー武彦は安らかに眠ってしまったのだろうか。
このままもし永遠に眠りについてしまったら、何て間抜けなんだろう。
女を抱いて、その女に殴られて裸でひっくり返り天国行き、いや地獄行きか。
警察や検察の検証もこのままの状態でやるのだろう。
里沙は、本気で怖くなり武彦を揺する。
「……武彦、武彦!起きて!……動かない……っ!嘘でしょ――!?」
里沙は武彦の胸に突っ伏した。

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