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sunset~君の光になりたい
第53章 合わさる記憶
「あの人が来た時から違和感があったんだけど……わかったんだ」
「何が?」
「似てる、んだ」
「?」
「俺が公園で見た……ちーと居た……」
里沙の目が大きく開かれる。
「それって……」
その名前を口に出そうとした時、二人の後ろに音も無く砂川が立って微笑んでいた。
二人の身体中が凍りつく。
砂川は、穏やかに笑った。
「……どうかしましたか?」
二人は無言で見つめるしかない。
「千波さんはよく眠っていますよ。行ってあげて下さい……申し訳ありませんが、僕は今夜はこれで……」
砂川は出口に向かって歩き出す。
「砂川さん!」
里沙が鋭い声で呼び止めた。
砂川はゆっくりとスローモーションの様に振り返った。
その瞳は異様に艶やかで、得体の知れない恐怖に襲われ里沙はその場に座り込んだ。
「里沙!」
宮本が里沙を守る様に肩を抱き起こし、顔を上げると既に姿はなかった。
病院の白いフロアーには不気味な重い静寂だけが残された。

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