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sunset~君の光になりたい
第52章 魔の触手 ②
「やめ……てえっ!」


夢の中で叫んだのか、現実に叫んだのかわからない。


千波は薄暗い倉庫の中で目覚めた。


冷たいコンクリートの上に薄汚れたマットが敷いてあり、千波はそこに寝ていた。


ここは、どこ――?


目を凝らすと、人の顔が浮かび上がり悲鳴を上げそうになる。


良く見るとそれはマネキンだったが、胴体と頭のみで手足がない。

回りを見渡すと壊れたオモチャのクルマや、破れた雑誌が散乱していて、その不気味さに身体が震え始めた。


身を起こそうとすると、うまく力が入らず倒れてしまう。


「――誰か……誰か……っ」


途切れ途切れの声を絞り出してみるが、誰も答えない。
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