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sunset~君の光になりたい
第50章 確信
飲み屋街から一本入った道をブラブラ歩いてタバコに火をつけると、苦い味が口じゅうに広がる。
タバコも辞めなきゃな……
と思いながら夜空を見ながら煙をふっと吐き出した。
夜空を見ていると、千波を抱き締めたあの夜の星空が思い出されて無性に声が聞きたくなった。
気がついたらスマホの千波の番号を押していた。
『――ヒロさん!?』
その声を聞いた途端強ばった気持ちが溶かされていく。
「ゴメンな。何度も電話して」
『ううん……嬉しい!』
甘い思いが込み上げる。
「千波……」
『なあに?』
「――」
『?』
「……愛してるよ」
『――っ!……う、うん……』
「なんや、相槌だけか?寂しいわな~
は~ガッカリや」
『ち、違うっ!』
「……ん?何?」
電話の向こうで照れているその表情が見える様な気がした。
時間と空間を越えられるなら今すぐに抱き締めたい。
『……私も……してます』
消え入るような、甘い声。
「う――ん?何かな?」
『……愛して……ますっ!
……意地悪っ!ヒロさんのバカー!』
「――ちょっ」
電話は切れていた。
呆気に取られて画面を見ていたが、ふつふつ笑いが込み上げてきて、ヒロは腹を抱えて笑い、目元の涙を袖で拭う。
――砂川が何者だろうと……何を企んでいようと……絶対守る。
いや、総ての事から守って見せる。
無理でも何でも――
ヒロは、拳を固めた。

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