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sunset~君の光になりたい
第44章 離したくない、離れたくない
「わかったわ。じゃあ、ヒロ君、千波ちゃんをお願いね?」

 皆、ゾロゾロ降りていき、部屋にはヒロと千波の二人きりになる。

「ヒロさん……私、大丈夫ですから……心配しないで?」
「千波?」
「……今の話、全部聞いちゃった……」

 千波は小さく舌を出す。

「えっ?」
「砂川さんが乗っかってきた時、目が醒めたの」
「……なんだって?」
「怖かったけど……声が出なくて……でもそうしたらヒロさんが来てくれて……」

 ヒロは千波を抱き締めた。

「ゴメンな……もっと早くに来れば……」

 千波は腕の中で首を振った。
 ヒロの胸に、くすぐったさと愛しさが込み上げる。

「でも誤解でよかった……」

 千波の言葉にヒロは首を振った。

「俺は信じてない」

 抱き締める力を強くしてしまい、千波が小さく鳴いたような気がした。



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