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sunset~君の光になりたい
第44章 離したくない、離れたくない
 嫌な音で心臓がっていた。ドアをそっとノックするが、返事がない。
 言い様の無い胸騒ぎを覚えながらそっとドアを開ける。そこに見えた光景に息を呑み、考える前に身体を動かしていた――
 眠る千波の上に、砂川が馬乗りになろうとしていたのだ。

「――何しとんのやお前っ」

 後ろから肩を掴むと、振り返る砂川の顔を拳で殴り、ベッドから引き摺り下ろす。
 砂川に跨がり、もう一度殴ろうと拳を振り上げると、砂川は突然笑い出した。
 唇の端から血を流したまま、ヒステリックに。
 ほんのニ、三秒の間だったがその異様さに背筋がゾワリとする。
 動きを止めたヒロの目を見て、砂川の口が微かに動いた。

「オマエ、ニハ、ヤラナイ」







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