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sunset~君の光になりたい
第44章 離したくない、離れたくない
「オーちゃんったら!つまみ食いダメ!始まるまで待てないのっ?」

 里沙は、チキンをつまむオーちゃんの腹に得意の頭突きをした。オーちゃんの巨体はびくともしない。

「むぐむぐ……これ抜群にうまい!里沙たんも食べる?あ~ん」
「こらっ!俺の里沙に何やっとんや!……ぐむっ」

 武彦が里沙と大石の間に割って入ると、その口にチキンが捩じ込まれる。

「なんやなんや!武彦――!いきなり独占欲丸出しやんかっ!
 遂に覚醒したな――!?ヒューヒュー!」

 銀川は囃し立てながら、次から次へと細長い風船を一生懸命膨らませていた。
 カラフルな風船が部屋の傍らに多数散らばっている。
 皆、二人の事は全く頭に無いようだった。

「ペコさん……千波の様子を見てきます。心配です」
「そうね、いってあげて?」

 ヒロは急いで二階へ上がる。


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