この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
sunset~君の光になりたい
第42章 予感
「犯人は捕まったんですか」
沸き上がる怒りを無理矢理宥め、冷静になるように努めるので精一杯だった。
「近所に住む25歳の青年だったわ。
余罪があったみたいだけど、すべての立件は難しかったの。
物凄いお金持ちのお坊ちゃんでね。親がもみ消したって噂もあったわね……流石に、千波ちゃんの一件はそういう訳には行かなかったけれどね」
「そいつは今は……?」
「模範囚だったらしいから何年か前にはもう出所しているわね。
今何処に居るかはわからないのよ」
「……そんな奴、俺が殺してやる」
思わず呟くと、ペコが肩を叩いてきた。
「ヒロ君、ありがとうね。千波ちゃんがあそこまで明るくなったのはヒロ君のおかげよ?」
「いや……俺は何も……ただ、千波を好きなだけで……」
言いながら照れてしまった。
すると、ペコが上目遣いで見つめグフグフ笑っていて、ヒロは固まった。
「いいわねえ……甘酸っぱいわあ……くふふふ」
身の危険を感じた時、外から覚えのある叫び声が聞こえた。
「あの声は……銀川?」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


