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sunset~君の光になりたい
第35章 恋色の一日③
「阿呆ー!何言ってんだてめえ!」

 ヒロが銀川の頭をばしっと叩くと、銀川も叩き返した。

「お食事中は静かにしてくださいね?」

 千波にやんわりと諭され、ヒロと銀川はしゅんと黙り込む。
 千波はそんな二人を笑いながら、宮本を見た。

「りゅう君、嫌いなものなかったよね?」
「ちーちゃん。大丈夫やで。俺、かなり好き嫌いなくなったんやで?」

 宮本は少し得意げだ。

「えーっ。本当?小さな頃トマトとかネギとか玉葱とか、ゆでタマゴとか食べれなかったよね?」
「ちーが小学生の時に、タマゴのサンドイッチ作ってくれたのに、俺どうしても食えなくて、うえーって吐き出したもんなあ」
「そうだったよね……うふふ」
「あの時、ちーにすっげ泣かれたもんなあ」

 二人が昔話で盛り上がり笑いあうのを、ヒロは憮然とした表情で見ながら茶を啜った。


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