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sunset~君の光になりたい
第30章 止まらない恋情②
「今日はもう帰る」
カラカラの咽から無理矢理声を絞り出し、離れようとすると、物凄い力で腕を引っ張られる。
「……で……帰らないで」
千波の両目から大粒の涙が溢れていた。
「泣かなくてもええやろ?明日また会えるんやし」
「帰らないで!」
泣きじゃくりながらしがみついて来る。パジャマ越しの柔らかい胸の感触がヒロを刺激した。ヒロは堪らず千波に口付けてしまった。
「ん……ん」
千波の唇から甘い溜め息が漏れ、ヒロを猛らせる。
「千波……っ」
ヒロはその身体を掻き抱き、何度も唇を奪った。
(――まずい、本当に止まらなくなる)
どうにか自分を押し留め、千波を抱く腕を離すが、彼女はまたしがみついてきて頬に唇を付けてくる。
「駄目や……そんな風にされたら我慢できなくなる……!」
ヒロは、途切れ途切れにつぶやき離れようとするが千波がそれを許さない。
「私が……嫌いなの?汚れてるから触りたくないの?」
「そんなわけないやろ!」
「……私、好きな人に抱きしめられた事がないの……ヒロさんに今、抱いて欲しいの」
千波は熱い眼差しですがりつき、泣きそうな声で言う。
ヒロは愛おしくてたまらなくなり、再び千波の上に覆いかぶさり、その唇に深い深い口付けを落とした。
「……私が……どんな風になっても……やめない……で……」
千波の言葉は、これから始まる長い夜の合図となった。

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