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sunset~君の光になりたい
第30章 止まらない恋情②


 千波は抱き着いたまま、ヒロを上目遣いで見詰めている。
 酒が回っているせいか目が少し赤い。そのせいか艶かしさを感じ、ヒロの身体が熱くなる。

「……メールしたんやで」
「そうなの?……気がつかなかった……」
「宮本と抱き合っていたからか!?」

 大きな声で怒鳴って千波の腕を引っ張り、リビングを出て二階に上がり、名前が書かれた木彫りのプレートがかけてある部屋のドアを開けた。

(あかん、冷静になるんや……)

 また大きな声を出さないよう、気持ちを落ち着かせようと深呼吸する。
 千波は怒鳴られても酔っているせいなのか怯えている様子はない。
 ベッドに腰かけ、脇にある人形を嬉しそうに抱いて笑った。

「ほらこの子。ヒロさんがくれた、カピバラくん……毎晩一緒に寝てるんだ」
「……そうなんや」

 人形を抱き寄せたとき、パジャマの胸元から膨らみが覗いた。ヒロは目を逸らす。

「ヒロさん、りゅう君はね」
「あいつの話はええ!」

 ヒロは、苛立ち、千波の体をベッドに押し倒した。



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