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sunset~君の光になりたい
第24章 恋は轟音と共にやって来る
武彦は、少し乱れた自分のシャツを直し、背を向けた。
「里沙さん。遅くなるから帰ろうか」
急に突き放すように言われ戸惑い、里沙は呆然とする。
「帰らないと明日のライブに間に合わないですよ。」
彼は淡々とした口調だ。
「帰らなくていい!」
里沙が、背中から抱き着くと、彼は胸に回された両手を一瞬強く握る。
彼は深く溜め息を吐くと、里沙の手を掴み、自分の身体から離した。
「僕を好きですか」
彼は振り返り、前髪の中から僅かに覗く瞳を向けた。
「さっき何回も言ったやないの」
里沙は恥ずかしさに頬を染めて言う。武彦はその言葉を聞いても、表情を変えない。
「……里沙さんはきっと、雰囲気にのまれてそんな風に感じたに過ぎないと思います」
「はっ?何言ってるのよっ!あんた、私に好きって言われて嫌なのっ?嬉しくないの?」
彼の瞳が、前髪で完全に見えなくなる。
「……」
「黙ってるんじゃないわよ!
"里沙さんが誰を好きでも構わない、いつかはお前を振り向かせてみせるぜハニー!"
とか言ってたじゃないの!」
「里沙さん。それは、少し僕が言っていた言葉とニュアンスが違いますが」
「どっちだっていいでしょ!」
猛烈に腹が立ち、里沙は彼を怒鳴りつけた。

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