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sunset~君の光になりたい
第23章 愚かなチェリーボーイ
今日は、いよいよOVEREARTHのZeppでのワンマン。
千波と里沙は、開場までの空き時間をカラオケ屋で潰している。
唄いながら時間を確認すると、開場まであと1時間だ。
もう少ししたら、店を出た方がよいかも知れない。
里沙は、ぼんやりと画面の映像に見入っている。
様子がいつもと違うのは、昨日夜中遅くに広島から帰ってきた時からだった。
昨日は、武彦とデートだったのだが……
里沙は、時折切なく瞳を潤ませて頬を染めたかと思うと、深い溜め息を吐き険しい表情で何やらぶつぶつ呟きながらメロンソーダを掻き回し、中に入っているチェリーを躍起になって取り出し、ストローで打撃攻撃を繰り出していた。
「あああ……腹立たしい!なにが……
"俺の心はチェリー"
ハア?あいつは馬鹿なの?アホなの?あ――モヤモヤするう!」
哀れなチェリーは里沙のストロー攻撃で跡形もなくグチャグチャに潰れた。
千波は、唄い終わるとデンモクを差し出す。
「歌、入れてないけど大丈夫?体調良くないの?」
里沙は我に返り、ぎこちなく笑った。
「いやいや大丈夫!ちょっと、昨日遅かったから眠くてさあ!アハ!」
千波もつられて笑った。
お互いの渇いた笑いが止むと今度はしばし無言になってしまった。
千波と里沙は、開場までの空き時間をカラオケ屋で潰している。
唄いながら時間を確認すると、開場まであと1時間だ。
もう少ししたら、店を出た方がよいかも知れない。
里沙は、ぼんやりと画面の映像に見入っている。
様子がいつもと違うのは、昨日夜中遅くに広島から帰ってきた時からだった。
昨日は、武彦とデートだったのだが……
里沙は、時折切なく瞳を潤ませて頬を染めたかと思うと、深い溜め息を吐き険しい表情で何やらぶつぶつ呟きながらメロンソーダを掻き回し、中に入っているチェリーを躍起になって取り出し、ストローで打撃攻撃を繰り出していた。
「あああ……腹立たしい!なにが……
"俺の心はチェリー"
ハア?あいつは馬鹿なの?アホなの?あ――モヤモヤするう!」
哀れなチェリーは里沙のストロー攻撃で跡形もなくグチャグチャに潰れた。
千波は、唄い終わるとデンモクを差し出す。
「歌、入れてないけど大丈夫?体調良くないの?」
里沙は我に返り、ぎこちなく笑った。
「いやいや大丈夫!ちょっと、昨日遅かったから眠くてさあ!アハ!」
千波もつられて笑った。
お互いの渇いた笑いが止むと今度はしばし無言になってしまった。

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