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sunset~君の光になりたい
第19章 鏡の国で捕まえて

 可部駅からのバスに揺られること15分ほどでガラスの里に到着した。
 ガラスのテーマパークなのだが、ガラスの博物館や美術館、鏡の迷路、吹きガラスなどの体験もあり人気のデートスポットだ。
 カップルや親子連れも多い。
 里沙はまず建物のヨーロッパ調でメルヘンな世界に心奪われ、一気にテンションMAXになってしまった。
 ステンドグラス体験をして、ビーズの博物館では可愛らしい装飾の指輪などのアクセサリーを次から次へと物色しては、その可愛らしさに悶えていた。
 武彦も飽きることなく付き合ってくれていた。

「うう……素敵っ……どっちもいい」

 ピンクを基調としたデザインのビーズの指輪とパープルの色の指輪を手に取り、どちらを買うか猛烈に悩んでいた。

「いっその事どっちも買う?」

 武彦の言葉に、里沙はブンブン首を振る。

「一個で充分だよ!」

 ――冗談で
『デートしてあげるんだから何か買ってよ』
 と言ったら、武彦はあっさり承諾してくれたのだ。

「うあ……どうしよう決められないっ」

 頭を抱えていると、クスリと笑われた。

「里沙さん可愛いね」
「何よ!褒めても、何にも出ませんからねっ」
「いや、可愛いって。そうやってピンクがいいか紫がいいか、延々と真剣に悩むところがなんか、すごく女の子やな~って」

 武彦は頬を緩ませ里沙を見てしみじみ言った。
 里沙は、顔がやけに熱い、と感じていた。
 視線を感じると、顔や身体が何故か熱くなるようになってしまっている。





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