この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
sunset~君の光になりたい
第17章 I love You
「何なのよ!あんた!」
里沙は武彦から離れ怒鳴った。
大森は顔色を変えることもなく静かに話す。
「里沙さんは、千波さんを本当に大事に思っているのですね。
僕の言った事が的外れだと感じられたのなら、ごめんなさい……
でも、ヒロ君も千波さんをとても大切にしているんです……約束とか責任とか、関係なく……ヒロ君を信じてあげて下さい」
大森はそれだけ言うとヒロに会釈をして、メンバーと共に去って行った。
「あああ大森さん――!」
ペコが、その場に不釣り合いな叫びを上げる。
だが、すぐに里沙に向き直り言った。
「大丈夫やって。千波ちゃんは、あんただけやなくてヒロさんに私、皆がついてるんだから。あんただけが背負わなくてもええのよ?」
ペコが里沙を抱き締める。
里沙は小さな子供の様にわんわん泣いた。
武彦がそんな里沙をじっと優しい目で見詰めている。
ヒロは、ぐっすりと眠る千波の頬にそっと触れて決意した。
(里沙の言い方から考えると、千波は相当な物を抱えているのだろう。
けれど俺はもう、腫れ物を扱うように愛したりはしない。
俺は俺のやり方で千波を愛していこう――)

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


