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夢を叶えて?ぺコリーヌ☆
第10章 ザ・試練の果て
「……勇人、勇人!」
目を開けると、涙でつけまがずれたオカンのアップが眼前にあり、僕は絶叫した。
「ギャアアアア」
「失礼ね!ママンを見て怖がるなんて!きーっ」
「アウッ」
オカンに殴られる。
「全く、何やってんだお前は!」
髪を逆立てて特攻服を着て宝塚みたいな化粧をした岳人にも殴られた。
「ぎゃうっ」
「勇人君!よかった――!」
涙を流しながら茜が抱き着いてくる。
「ひいっ……ふうううやああうええ」
オカンと岳人に殴られたせいで出来た頭の瘤がジンジン痛むし、茜の髪からいい香りがして別の意味で意識がトリップしそうになるしで僕は訳ワカメ状態だ。
「ちょ……待って、僕、どうしたの?」
僕は見慣れない部屋のベッドに居た。
腕には点滴が刺さっている。
オカンが「あっ!看護婦さん呼ばなきゃ!」と、枕元のボタンを押した。
「もしもし!もしもし!勇人ちゃんが起きました――!も――この子ったら、目を開けてても瞑ってても区別がつかないお顔だから、見分けるのが大変なんですう――!
でもね、私はやっぱりハヤちゃんのママンだから、分かるのよ――!ウフフフフッ」
「母さん、電話じゃないんだから」
岳人は呆れて言った。

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