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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第27章 群がる蟻たち
 「じゃあねえ、お二人さん」
 「清隆、がんばれよっ!(笑)」
 「ばっ、ばか。何言ってんだって。そうじゃねえよ!」
 
 夕方になると、清隆くんの友達は私たちをからかうような言葉を残して去って行った。
 友達にも紹介してもらって、一緒に楽しく遊べて、私はもうすっかり清隆くんに心を許していた。
 家での嫌なことも、清隆くんと一緒にいる間は忘れていられる。

 夕暮れの海岸で、清隆くんの脇に座って、いろんな話をした。

 「ねえ、卒業したら、清隆くんはどうするの?就職するの?」
 「いや、オレ頭は悪いんだけどさ、AO入試ってのがあって。知ってる?」
 「うん。なんか、推薦みたいなやつでしょ?」
 「そう、それの水泳枠で4月からは東京の大学に通うことになってる。」

 「えっ!そうなんだ。」

 つまり、来年になったら清隆くんはすぐ近くにまで来るってこと。

 「じゃあ、東京に行ったら、また遊んでくれる?」
 「あったり前だよ!毎週でも遊ぼうぜ。」
 「うんっ。でもそれじゃなんか付き合ってるみたいになっちゃうね(笑)」

 「…柚子ちゃんさえよければ…俺は望むところだけどな。」


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