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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第27章 群がる蟻たち
 「どうしたの?そんな緊張するほどのとこじゃないから(笑)」

 このドアを開けてしまったら…そこには真っ黒な世界が広がっていて、もう引き返すことは出来ないんだ。

 そう思いながらも、私は勇気を振り絞って、うん、と答えると、うつむきながらドアを開けた。 
 ドアを開けると、そこには目をギラギラさせた男の人たちが大勢、私のことを待っていた…


 なんてことはなくて。


 まず食事のいい匂いが漂った。


 そっと顔を上げると、そこは広い食堂。大きなテーブルには白いクロスがかけられていて、おいしそうな匂いをさせている料理の皿が所狭しと並んでいる。そして、テーブルにはすでにちららさんが座って待っていた。

 私は拍子抜けして、たぶんすごくマヌケな表情になってたんじゃないかと思う。

 「お待たせしてごめんなさいね。約束通り、たくさん美味しいお食事を用意しておいたのよ。」
 「え、約束って…そっち…」

 「あら、洋食はお嫌いだった?」
 「あ、いえ…そ、そうじゃなくって…」

 私は顔がみるみると真っ赤になっていくのがわかって、それでまたうつむいてしまう。
 ここに沢山の性欲むきだしみたいな男の人たちが待ってて、それで一斉に私に襲い掛かってくるなんて想像をしていたことが死ぬほど恥ずかしくなった。
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