この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第27章 群がる蟻たち
 「本家って、そういう言い方がもう別世界……。でもあの…清隆、さんは同じところには住んでいないんですか?」
 「うん。分家になるだけでびっくりするほど普通の生活だよ?まあ、盆と正月はみんなで一緒にワイワイやるから、その時だけは僕らもお金持ち気分だけどね。」

 「ちょっと…そういう言い方やめなさいよ…」

 千鶴は清隆をたしなめたが、本人はまるで気にしていない様子だった。

 「自分で話振っておいて、何言ってんの。あ、柚子ちゃん。もうすぐ着くよ。」

 東京ドーム10個分もの敷地が市街にあるわけもなく、車は山間の道を抜けて、いつしか視界の大きく開けた場所を走っていた。

 「柚子ちゃん、もうこの辺はちづ姉の家の敷地内なんだよ。」
 「えっ、でも塀とかなかったような…」
 「そんな無粋なものは置かないんだってさ。綾辻の本家に何かしようって、勇気のある犯罪者はいないってことらしいよ。すごいよね。」

 その清隆に言い方に、また少し気分を害したのか、千鶴は顔を軽くしかめた。

 「あなたねえ…」
 「あは、ごめんごめん。な、柚子ちゃん。ちづ姉はさ、いつもお嬢様って顔してるくせにオレにはすぐ怒るんだよ。」
 「あなたが、すぐ茶化すからじゃないの。ほら、柚子ちゃん呆れてるわよ。」

 ぽかん、とした様子で二人のやり取りを眺めていた柚子であったが、その仲の良さげなやりとりに、少しづつその緊張も緩和していく。

 敷地内に入ったと清隆が言ってから、さらに2、3分ほど走ってから、車は止まった。
 そこには和建築の、旅館のような豪邸がデンとその居を構えていた。
/2043ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ