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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第33章 浜辺の約束
―ああ、雀が逃げた。
 千草は途端に泣き出した。
―だから言ったであろう。そなたは慌て者だな、もう少し大人しく待っておれば、雀も罠にかかったであろうに。
 頼嗣はまた余計なひと言を口にした。
―されど、源氏のあの場面では、犬君が雀を逃がしたと紫の上は泣いたのだから、まさに、雀が逃げて千草が泣いて、源氏物語のとおりになった。そなたが望む〝源氏ごっこ〟だ。
―酷い、千手丸さまは雀が逃げて悔しがっている私をご覧になり、歓んでいるのですね。
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