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第1章 友達の彼

瞼が重い………


明彦さん何を言ってるの？

ダメ

何？頭が回らない……




｢おい､待たせたな……｣




彼が見た視線の先には


もう１人

ｽｰﾂ姿の男性がｿﾌｧｰに座っていた





｢えっ？誰っ？……｣





目の前がどんどん暗くなってきた………





次の瞬間





意識が遠退いていき……





そのまま明彦の腕の中に

倒れこんでしまった






｢薬･･･ききすぎちゃったみたいだな…｣




「お前ワインに入れすぎたんだろ？」





何？


薬って…………


明彦…さ……ん


言葉にならないまま


そして


その言葉を最後に聞いたまま





涼子は意識を失った